RADAR CHART POWER (RC-POWER)®は、得点の高さとバランスの良し悪しを示すレーダーチャートの指標です。レーダーチャートの多角形の大きさと歪みでパワーを考えて、バランスよく得点が高いレーダーチャートは強いパワーをもっているとしています。
RC-POWERを求めるレーダーチャートの項目数に制限はありませんが、ここでは5項目のレーダーチャートのRC-POWERを求めることができます。
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営利目的でのご利用につきましては、お問い合わせください。
RC-POWERのテストに下記のサンプルデータをお使いください。
RC-POWERについては、RADAR CHART POWERをご参照ください。
5項目のサンプルデータ
表1にI、II、III、IVの4セットのA、B、C、D、Eの5項目のサンプルデータを示しています。セットごとに求めたRC-POWERも示しています。図1にこれらのレーダーチャートを示しています。
表1 4セットのサンプルデータ
これらの4つのレーダーチャートでは、等しい面積の多角形が作られています。
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図1 面積が等しいレーダーチャートの例
面積が等しいことを確認
5項目のレーダーチャートで作られる多角形の面積は、データをA、B、C、D、Eとすると、以下の式で求められます。
ここで
したがって、Vの値が等しければ面積は等しいと言えます。表1にVも示しましたので、ご確認ください。
まとめ
- 大きさ、すなわち面積は同じでも、形が歪むにつれてRC-POWERは小さくなります。
- IとIVは総得点は15で、平均は同じですが、IVはIよりデータのバラツキが大きいです。
- そのため、IVのRC-POWERは、Iより小さくなっています。
- このようにRC-POWERは平均とバラツキを一元化した値になっています。
- このことについては、RC-POWERでまとめるをご参照ください。